2017年1月31日
今年度も、ただひたすらに、前だけ見て、
生徒たちと毎日を走り抜けて来ました。
今年も無事、中学受験生たちを教室から送り出せたことに、
今はただただほっとすると同時に、例年のごとく何とも言えない寂しさを感じています。
毎年中学受験というものに対して想うことは多々ありますが、
12歳ほどの子たちが、1年以上の月日をかけて準備をします。
体も心も大きく成長したとは言え、やはりまだ小学生です。
子供は周囲の大人たちの期待に応えようと頑張りますが、
完璧な受験生など存在し得ないものです。
合格を勝ち取るためにやらなければならないことは大人たちには分かります。
そしてそのためのプロセスを見出すことも大人たちには簡単です。
ですが、これらをやり抜くのは子供たちなのです。
中学受験というものの最大の難しさはそこにあります。
志を途中で見失ってしまったり、逃げ道を探そうとしてみたり。
でもだからこそ、そんな彼らの姿は美しく、愛おしく、尊いものに映ります。
彼らは今日まで全力で走って来ました。
明日からの本番もまた、きっと全力を尽くしてくれることでしょう。
以下、受験生たちへのメッセージとさせて頂きます。
今年度のレギュラー生は7名。
私の自慢の生徒たちへ、ラストメッセージを贈りたいと思います。
K君
小学1年生からだから丸6年の付き合いになったね。
学校の宿題を手伝ったこともあった。
一緒に漢字テストの練習をしたこともあったね。
君の物事を考える力は抜群です。
そこが君の良さなのだから、そこで勝負をして行って欲しい。
どの科目も投げ出さずに考えれば、君ならきっと成し遂げられる。
期待しています。
K君
小学2年生からの付き合いになるね。
小さかった君もとうとう受験生になりました。
泣きながら教室に来ることもあったね。
でもそんな君も、毎日当然のように最後の最後まで教室に通ってくれた。凄いことだよ。
君の良さは物事を素直に受け入れること。
大丈夫だから、胸を張って試験会場に向かってください。
期待しています。
Kちゃん
小学1年生からの付き合いになったね。
小さくて可愛くて、学校での出来事なんかを僕によく教えてくれたね。
今では立派な6年生。
緊張しちゃってるかもしれないけど、あなたなら大丈夫だから自信を持ってね。
Kちゃんは僕の自慢の生徒です。
また笑顔で会いましょう。
期待しています。
S君
初めて君と一緒に勉強をしたのは3年生くらいだったかな。
ちょっと早とちりな所もあるけど、物事を理解するスピードは抜群です。
問題文を落ち着いて読んでね。
ヒントは必ず書いてあるから、いつものように問題文との会話を楽しむこと。
君にとって難しい問題は、みんなも同じです。
だから最後まで諦めないでね。
期待しています。
Y君
君と本格的に一緒に勉強を始めたのは5年生になってからだけど、
君とはなんだか長い付き合いのような気がしています。
今日もいい顔してたね。
持っている力を全て答案用紙に出し切って来てください。
そうすれば、どこの学校だって君なら大丈夫。
いつも楽しい授業だったよ、ありがとう。
期待しています。
K君
君と出会ったのは6年生の夏前かな。
いつもしっかり者の君は、冷静に勉強に取り組んで来た。
知識も考える力も十分にある。
あとは「何が何でも」っていう気持ちだけ。
本番では我武者羅に問題と向き合って来てください。
君に解けない問題なんて、そう多くはないはずだから。
期待しています。
A君
短い間ではあったけど、君の成長には驚かされてばかりでした。
もっと長い時間をかけて、君にも色んなことを教えてあげたかった、
って思うことはあるけど、もう君なら大丈夫だね。
あの過去問が解けなかった頃の自分と比べて、
問題が解ける快感を存分に楽しんで来てください。
慌てず、綺麗な字でね。
期待しています。
その他数名を含め、キートスで学習をした全ての受験生にエールを送ります。
毎年言っていることだけど、
このメッセージを読んだらすぐに、君たちの大切な人に一言伝えて欲しい。
「ありがとう」と。
恥ずかしければ「キートス」ってフィンランド語で言っても構わない。
もう分かっているとは思うけど、君たちだけではここまで来られなかったはずだね。
お父さん、お母さん、兄弟、おじいちゃん、おばあちゃん、友達、
みんなが君たちを支えてくれた。
この君たちにとって大切な日に、
君たちにとって大切な人に、
この魔法の言葉を投げかけてみてください。
きっといいことがあるから。
では僕からも。
君たちと出会えた奇跡に感謝しています。
楽しい日々をありがとう。
君たちの健闘を心から祈っています。
学習教室キートス
遠藤佳映