学校訪問(共立女子)
今日は共立女子中学・高等学校の学校参観に参加して来ました。
まず説明会会場となった共立講堂ですが、
構造設計は東京タワーの設計者としても知られる内藤多仲博士、
また意匠設計は前田健二郎氏によるものだそうで、
まさに歴史的建造物といった立派な講堂でした。
各種行事で使われるのはもちろんのこと、
名画鑑賞会といった行事にも使用される立派な劇場・映画館のようでした。
また、高等学校創設70周年を迎え、高校生の制服がリニューアルされたそうなのですが、
そのデザインをしたのが、
あのブライダルファッションデザイナーとして有名な、
桂由美さんとのこと。
桂由美さんは、共立女子高等学校一期生であり同窓会会長でもあるそうです。
素敵な制服でした。
共立女子は女子校としては生徒数も多いまさにマンモス学校ですが、
都心にありながらとても立派な校舎でした。
理科室が「生物室」「化学室」「物理室」といったようにそれぞれの分野ごとに用意されていたり、
音楽室が3つもあったり、
茶道・礼法のためのお茶室があったり、
各階に自動販売機が置かれた憩いの場としてのオープンスペースがあったりと、
羨ましいような環境です。
校舎階段の踊り場に、壁一面大きな姿見があるのは女子校ならではですね。
廊下から各教室の授業風景も見せて頂いたのですが、
ちょうどタイミングだったのでしょうか。
一学年8クラスある各教室で、
英語の授業が行われていたのですが、
中高で、見る教室見る教室、どこの教室でも英語の授業。
(少々大袈裟かもしれませんが…)
一体、何人の英語科の先生が在籍していらっしゃるのかとマンモスぶりに感心しっ放しでした。
共立女子は、進学校としての実績も素晴らしいものがありますが、
共立女子大学という女子大に進学出来るのも魅力の一つです。
同じキャンパス内にある共立女子大の就職進路相談室の周りには、
就職関連のパンフレットが溢れかえっていました。
女子大は就職率がとても良いと言われる所以ですね。
生徒たちのキャリア相談に乗ってくれる環境が整っていました。
共立女子がある神保町は本屋街としても知られており、
明治大学など多くの学校が周辺にある学生街でもあるそうですね。
集英社の本社ビルを通り過ぎて、
神保町のもう一つの顔でもある、カレーを食べて帰って来ました。
どの学校もそうですが、
確かな理念の下で日々子供たちの教育のことを真剣に考えてくださっている先生方が多くいらっしゃいます。
朝、遅刻ギリギリで登校して来た生徒に、
「遅いじゃない」
ではなく、
「おはよう」
と愛がこもった挨拶をなされる先生方。
進学実績などだけでは計り知れない、
卒業生、在校生、そして保護者からも愛される共立女子の魅力を垣間見ることが出来たような気がした一日でした。