原点回帰

原点回帰

暑い日が続いています。
聞き覚えのある「ゲリラ豪雨」なる急な大雨も全国各地で発生しているようです。
今日本列島は何か大きな時代の転換期にでもあるのでしょうか。
あまり考えたくはないですが、東日本大震災も起きるべくして起こったのだとしたら…。
「生徒の窓」で沢山の生徒が書いてくれていましたが、
今の「当たり前」は決して当たり前のことではないのかもしれません。

さて、決してこじ付けのつもりはないのですが、
今キートスもまた大きな転換期にあるのかもしれません。
昨日「自習室開放」のお知らせを簡単にさせて頂きましたが、
その背景には私の中での「原点回帰」があるのも事実です。
キートスは2008年度より「集団指導」という授業形態をカリキュラムに組み込むようになりました。
それ以来今日まで「集団指導」と「個別指導」を並行して指導してきました。
集団とは言えども、小さな教室ですので、生徒数にも限りがあるのですが、
逆にそのことが私の原点回帰を早めさせてくれたのかもしれません。

簡単に申し上げるならば、
「個々の生徒全員に私の持てうる限りの時間と労力をもっと注いであげたい」
ということです。
私がキートスそのものをスタートさせた当初の考えに一つに、
「せっかく教室に来てくれたのだから、120%満足(勉強)して帰ってもらおう」
というものがありました。
今もそれは変わらないのですが、
集団指導となると、どうしても「矛盾」が生じてきてしまうのも事実です。
キートスに多店舗展開などあり得ない話であるにも関わらず、
私がしてきたことはそれに近いことだったのかもしれません。
いずれにしましても、「私が」十分に時間を掛けてあげられなかった生徒がいるという事実は、
とても残念でもあり、申し訳ないことでもあります。

「費用を下げて、サービスの質まで下げてしまうようならやめてしまえ」
これは私の師によく言われる言葉でもあります。
「多少値は張ったとしても、常に最高のものを提供しろ」
とも。
「キートスに出来る最上級のサービス」とは何なのかと。

最近読んだ英語の文章に書かれていたのですが、
人間というものは、「変化」や「原点回帰」というものを怖れてしまう生き物だそうです。
私もまた例外ではないようです…。
矛盾に気付いていたのか、気付いていなかったのか、
当の本人にもよく分かりません。
ただ、「変化や原点回帰を怖れていた」のは事実かもしれません。
それが必ずしも「後戻り」とは限らないにも関わらず…。

現会員の皆様には、もちろん改めまして、きちんとご説明させて頂く所存です。
通常であれば、年度末まで待ってということになるのだろうと思いますが、
生徒の学力に差が出てしまうことが考えられる以上、
それが可能であるのなら、
良いことは早急に行った方が良いに違いありません。
キートス内の大きな体制の改革を9月以降に予定しております。
また後日詳しくご説明致します。